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「モンテッソーリ教育×ハーバード式」本の内容解説・感想! デイジーの読書日記

子育て

この記事では、先日読んだ本

モンテッソーリ教育×ハーバード式」について感想を書いていきます^^





私が「モンテッソーリ」という言葉を知ったのは、長男が1歳を過ぎた頃でした。

当時、「モンテッソーリ」について考え方をSNSで発信している方の投稿内容やお話しをたくさん聞いて、とても感動しました。その後、長男にもそこで得た知識を実践することで、長男はとても育てやすく私も子育てへの不安を減らすことが出来ました。

しかし、得た知識は復習しないと、忙しい毎日に埋もれてしまいます。

そこで私が、ゆっくりですが定期的に「モンテッソーリ関連」の本を読むようにしています。

何度見ても、新しい発見があり楽しいものです。



本の内容

出典:「モンテッソーリ×ハーバード式」

この本は、かなり有名ですね。

図書館で予約しましたが、半年まってようやく読むことが出来ました。(笑)




「マンガでよくわかる」と書かれている通り、「イラスト」が多く使われており文字数も少ないです。なので、見ていて面白くさらっと読めてしまいます。忙しい、ママさんが合間を縫って読むにはちょうどいいと思いました。

では、具体的に内容について解説していきます^^


本書では、「モンテソーリ教育」と、ハーバードの教授が提唱している「多重知能理論」を筆者が日本人向けにアレンジした内容が書かれています。

「多重知能理論」と書かれると、なんだか難しそうな内容に思われるかもしれませんが、”人によって知能が高かったり低かったりするよ”という考え方なんです。それを筆者がアレンジしたものを「9つの知能」と呼んでいます。筆者は、この「9つの知能」で子供たちを観察しているのです。

本書の第1章では、”困った行動”は・・・”実は意味がある”という内容をイラストと共に分かりやすく解説されています。第2章では、「モンテソーリ教育」の考え方に基づき、第1章での意味のある行動に対して、”子供の自立を目的として、親はどうすべきか?”について具体的な実践内容も一緒に紹介されています。

今まで「モンテッソーリ」について知らなかった人も、この章を読めばなんとなく分かるようになります。もともと知っている人も「復習」になります。私は、「あ、そうだったなあ。」と忘れていたことも思い出させてくれる内容でした。それに新しい発見もありました。「モンテッソーリ教育」と書かれていても、実践編になると書かれている内容に特色が出てきます。

本書で、私が特に印象的だったのが、

子どもが自分の持っている才能を存分に引き出した目には、乳幼児期にどれだけこの「フロー状態」を経験できるかが重要になります。

「モンテッソーリ教育×ハーバード式」p64

「フロー」とは、もともと心理学者のミハイ・チクセントミハイにより提唱された言葉で、「完全にのめり込んでいる状態」という意味。

という内容です。


集中している子供に対して、ママが話しかけたりしない方がいい、というのはモンテッソーリ教育の書籍等を読むとよく書かれています。私も、なんとなく分かっていたつもりでした。

しかし、本書を読んで「集中している状態」、つまり「フロー状態」を多く経験すると、「集中力」を発揮できるようになると知って、私は本当の目的を理解していなかったのだと気づきました。

この内容は、私にとって新しい知識となり、今後子供と接する際の良い視点の材料となると思います。


そして、第3章からはいよいよ「ハーバード式」の「9つの知能」について解説が始まります

9つの知能を知ることで、子供を観察すると、実は”困った行動”も”才能の表れだったんだ!”という視点を持つことが出来ます。あれ、なんだか第1章と似てるな・・・と思ったのですが、第3章はこの「9つの知能」を育てるための実践内容が書かれています。

体を使った遊び、ことばや音、文字や数字、そして自然。あれちょっと待って、この内容どこかで見たことある。そう私は感じました。その内容は、まさしく「知育」でした。お金のかかる教具ではなく身近にあるものでどのように「知能」を高めるかを紹介されています。私は、その中でいつもしていたことが実は「知能」をためてたのか!と知ることが出来て、少しうれしい気分になりました。今まで、少し実践するにはハードルが高いなと思っていた知育も、挑戦してみようかな♪と思えるくらい簡単な内容です。



第4章は、「子供への接し方」について書かれています。

これは、モンテッソーリ教育で提唱している「子供と接するときの心構え12カ条」をベースに筆者が経験を加味して8つにまとめた内容です。イラストが入っていることで想像しやすく、私も「あ~あるあるこういう時(笑)」と思い浮かべながら楽しく見ることが出来ました。そして本書に度々でてくる四コマで「大人の視点」と「こどもの心の中」と2つのシーンが並んで描かれていて、くすっと笑ってしまうくらい微笑ましいのです。この視点を忘れないように「子供に接しないとな」と思わせてくれます。

第5章は、0~6歳の年齢別に年齢に合った能力や接し方などが書かれています

各年齢の能力について書かれているのですが、知育をやっている親御さんなら共感できる能力だと思います。というのも、3歳であれば「箸が使える」「箱をはさみで切り開くことが出来る」と書かれています・・・・

が、うちの3歳の長男はそこまでできないが!!!!(笑)

と思いましたが、小さく「実はすごい」と書かれているので、親の導きによっては子供はここまでできるという意味なんだろうなと思いました。もちろん、「箸」や「はさみ」の経験をしてない3歳はできないでしょう。教えなくてもこの能力ができるのではなく、知育として教えればこんなこともできる!と示してくれているんだなと理解しました。


まとめ

「モンテソーリ」と「ハーバード式」と書かれているので、なんだか難しいことを書いているんだろうなと読む前は思っていましたが、全く難しいことは書かれていませんでした。「イラスト」があることで、本書の内容も分かりやすく、とても楽しく読むことが出来ました。

筆者は、5つの保育園や幼稚園勤務経験がありその中で「モンテソーリ教育の幼稚園」での勤務が「モンテソーリ教育」との出会いだったそうです。筆者自身も3人の子供を育てこの教育法を実践し「問題を自分で解決できる子」へ導いていったそうです。

そんな先輩ママが書いた本書では、ところどころで「余裕がない時はさぼりましょう!」と育児に奮闘しているまじめなママへのメッセージがたくさん書かれています。私も、育児にはいつも全力投球で子供のために育児書をたくさん読み、できることは実践してきました。しかし、そんなママはどうしても責任感が強く疲れてしまいがち・・・そんな人こそ、「モンテッソーリ教育」の考え方を取り入れて、子供への見方を変えて「笑顔」で子育てをしていくことが必要だなって思います。

私も、1歳と3歳の男の子兄弟を育てていく中で、うまく接していたつもりでも「イライラ」することが増えました。そんな時は、もう一度モンテッソーリ教育の考え方に触れて一旦落ち着いて、子供を観察することが必要だと感じます。

今回、本書を読むことで少し「イライラ」が減って子供へいつもより優しく接することが出来ました。ママが「笑顔」だと自然と子供も「笑顔」になります。私は、最近の忙しさで子供に対する接し方を忘れかけていました。今後も定期的に、読みたいなと思います。





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